以前より当ブログではミニカー延命処理としてデカール保護を訴えておりますが 協会化申請が認められず、足踏みしているところへまた野ミニカーがやってきました (尚、我が家では「ミニカーが生息する聖域の保全」も論争中であります) 厨二はこの辺にして、今回の対象は 1/43ミクZ4です 全面デカールラッピングマシン、うまく貼っている状態ではありますが デカールが浮いている部分もけっこうあります さらにせっかく彫りの深いカウルラインもほとんど隠れてしまっている状態 今回はカウルラインを復活させる工作をしております 方法は2通り ①・カウルラインにそってデザインナイフでデカールをカット、柔軟剤で密着 ②・カウルラインのデカールを柔軟剤で溶かして伸ばして密着 ①は簡単でてっとり早く、さらにデカール保護の面で②より良いのですが カウルラインは塗装面の色になってしまいます スミ入れしてもいいのですがシンナーがデカールに悪戯する可能性大 よって今回は②をチョイスです 加工後の写真、だいぶカウルラインがはっきりしました 細かい手法は説明しきれないのでザックリと 1:デカール柔軟剤を少量全面に塗る 2:気泡やカウルライン上のデカール浮きが目立ってくる 3:気泡に再度デカール柔軟剤を塗る、空気の逃げ口を作って気泡を潰す 4:カウルライン上のデカールに柔軟剤を塗る 5:デカールが溶けて乾きだしてからヘラ状のものでカウルラインにデカールを繊細に押し込んでゆく (デカール溶け具合の見極めが必要) 6:デカールが完全に乾くのをまって様子見、浮きが解消されないようであれば再度5 (カウルラインがあまりに深い場合はあきらめる) 7:デカールが完全に乾燥したらモデリングワックスを全面に塗って完了 (ワックスはGSRのものを使用、艶がすごく出るんです) ちなみに、浮いたデカールが劣化するとどうなるか ちょっと分かりずらい写真ですが リアウィングフラップの黒デカールがパリパリに逝っています 10年ちょい前の手入れしていないミニカーです(当時PMAは¥3,800だった!!) デカールが切れて下の色が出てくるとけっこう萎えますね まあ近年デカールの質も向上しているみたいなので 耐用年数も伸びているとは思いますが・・・ 手間を