久々に1/43スケールネタ
全面デカールミニカーを購入したので、デカール軟化剤とリキッドデカールフィルムを使用し経年劣化予防を行いました。
写真は経年劣化予防施工済みのミク号とリキッドデカールフィルムです。
(ビフォーアフターなくごめんなさい)
だいぶ前にZ4ミク号で同じようなことを紹介しておりますが、補完の意味で再度紹介したいと思います。(ビフォーアフターなくごめんなさい)
【デカール軟化剤とは】
水転写式デカールを柔らかくし、下地に密着させるためのもの
【既製品ミニカーでデカール軟化剤を使用する理由】
デカール軟化剤でデカールの浮きを無くすことで、経年劣化によるデカールの割れを極力抑制する
デカールの浮きをなくすことでカウルラインがハッキリしリアル感が増す
【リキッドデカールフィルムとは】
劣化したデカールを水に浸してそのまま使用するとデカールがバラバラになってしまうため、これを塗ることで糊の層を厚くし弾性を得させることでデカールを復活させるためのもの
【既製品ミニカーでリキッドデカールフィルムを使用する理由】
デカール保護層を厚くしデカール経年劣化を極力遅くする
クリア塗装したほどではないが光沢を得ることができる
クリア層が形成されることからデカールの発色が良くなる
施工が楽
といった具合です。デカール軟化剤を使用するのは難易度(デカールを壊すリスク)が高いため、リキッドデカールフィルムを塗るだけでも効果は大きいかと思います。
20200802追記
※1/64スケールですが、TARMAC WORKS(R8LMS)とPARA64(R8LMS)は、リキッドデカールフィルム筆塗りで白文字ロゴが溶けてしまいました。
軟化剤で誤って溶かしたことはあるもののリキッドデカールフィルムで溶かしたのは今までで初です。特にPARA64に至っては白デカールまで溶ける始末、デカール自体にノリが乗っていないとか!?まさかでデカールの上にタンポ印刷??
Sparkのものは全く問題なくリキッドデカールフィルムを施工出来ます。
◆デカール軟化剤とリキッドデカールフィルムを使用し経年劣化予防方法1
まず、ワックス等油分を除去する為エナメルシンナー等で軽く表面を掃除する
※カウルラインに沿ってデザインナイフでデカールを切る(ご尊顔を切る勇気があるなら)
デカール軟化剤をデカール全体に塗る
しばらくするとデカールが軟化し、カウルラインに馴染んでくる
デカールが軟化し再び硬化しだしたあたりで浮いているデカールがないかチェック(リスクを避けるため、1日おいても良い)
浮いている箇所があったら空気の逃げ場を作り再度デカール軟化剤を塗る
デカールが乾燥したらリキッドデカールフィルムを筆を使って塗りたくる(3~4回ほど乾いたら塗るを繰り返す。30分ほどで乾く)
モデリングワックスで掃除、コーティングして完了
◆デカール軟化剤とリキッドデカールフィルムを使用し経年劣化予防方法2
まず、ワックス等油分を除去する為エナメルシンナー等で軽く表面を掃除する
デカール軟化剤をデカール全体に塗る
しばらくするとデカールが軟化し、デカールが浮いているところは馴染んでくる
デカールが軟化し再び硬化しだしたあたりで浮いているデカールがないかチェック(リスクを避けるため、1日おいても良い)
浮いている箇所があったら空気の逃げ場を作り再度デカール軟化剤を塗る
※カウルライン部分はデカールが馴染まないことが多い為、デカール軟化剤により柔らかくなったデカールが再び固まりだしたあたりを見計らって、先の尖った綿棒を濡らしてカウルラインにデカールが馴染むよう押し当てる(くれぐれも軽く押し当てるだけにする。こするとデカールが逝ってしまう)
デカールが乾燥したらリキッドデカールフィルムを筆を使って塗りたくる(3~4回ほど乾いたら塗るを繰り返す。30分ほどで乾く)
モデリングワックスで掃除、コーティングして完了
予防方法1より難易度が高い
◆リキッドデカールフィルムの注意点
リキッドデカールフィルムですが、塗りたくりすぎるのもよくありません。層が暑くなることでデカールとリキッドデカールフィルムの界面剥離や割れの原因になるためです。光沢が乗ってきたな~と感じるのがだいたい3回塗りくらいです。ちなみに、リキッドデカールフィルムを水で薄めると白化しますのでNGです。
タンポ印刷も顔料だか染料の質が悪かったり付着が良くなかったりすると手で持ったときに剥がれるなんてこともあり、タンポ印刷の保護にも使えます。が、こちらはあまりやったことがありません。
どんなに丁寧に塗ってもクリア塗装と比較するとムラが気になります。ワックスでコスれば多少良くなりますが、手軽さと引き換えの光沢と割り切っています。コンパウンドで磨いてもいいですが、保護層薄くなるし、そこまでするなら分解してクリア塗装したほうが・・・ってなりそうです。
デカールの付着が元々から良くない場合は、リキッドデカールフィルムを塗っても、劣化した時にデカールが割れてくることがあります。特に白デカールや蛍光色デカールが弱い印象です。
◆リキッドデカールフィルムの注意点
リキッドデカールフィルムですが、塗りたくりすぎるのもよくありません。層が暑くなることでデカールとリキッドデカールフィルムの界面剥離や割れの原因になるためです。光沢が乗ってきたな~と感じるのがだいたい3回塗りくらいです。ちなみに、リキッドデカールフィルムを水で薄めると白化しますのでNGです。
タンポ印刷も顔料だか染料の質が悪かったり付着が良くなかったりすると手で持ったときに剥がれるなんてこともあり、タンポ印刷の保護にも使えます。が、こちらはあまりやったことがありません。
どんなに丁寧に塗ってもクリア塗装と比較するとムラが気になります。ワックスでコスれば多少良くなりますが、手軽さと引き換えの光沢と割り切っています。コンパウンドで磨いてもいいですが、保護層薄くなるし、そこまでするなら分解してクリア塗装したほうが・・・ってなりそうです。
デカールの付着が元々から良くない場合は、リキッドデカールフィルムを塗っても、劣化した時にデカールが割れてくることがあります。特に白デカールや蛍光色デカールが弱い印象です。
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