roadbike build!モデラーがロードバイクをバラ完する ~デカール貼り、マジョーラ塗装編~ でございます
基本配色は2色、ベース色(メタリックブラック)とマジョーラ・アンドロメダ色と設定
マジョーラ・アンドロメダはクリア層になる為、ロゴが透けて見えたらかっこいいだろうな~という発想から、塗り分け前にデカールを設置することに
今回の行程1 デカール貼り
こんな感じに各所デカールを組み合わせて貼り付けています
使用したデカールは、ハイキューパーツ(模型用品の企画製造販売)
(シルバーのラインデカールはグッドスマイル製です)
今や、ハイキューパーツ無くして模型のカスタム制作は語れないゼ!と言い切っていいほどかゆいところに手をとどけてくれるメーカーさん
これを使わずして「モデラーがロードバイクをバラ完する」は語れません!
そして、おそらく
ロードバイク界隈でハイキューパーツの製品を使ったのは史上初!
ではないでしょうか!?
※ハイキューパーツ様より一点、アドバイス頂きました。
「模型用のデカールに使用しているシルクスクリーン用インクは、屋内向けのため耐候性が低く、長時間日光にさらされると、たしかに!!これは完全に忘却しておりました
黄ばみ防止の為、UVワックスとかクレオスのUVクリアとか拘っていた時期がありました!!
これは失態、史上初とか息巻いてスミマセン
アドバイス頂いた時点でウレタンクリアまで塗装してしまっていたので、白デカールは黄ばんでしまうかもしれませんね〜
別記事で紹介しますが、UVカット効果が少しはあるであろうプロテクションフィルムは貼っています
今回の行程2 デカール貼り部クリアコート
デカールの上からジャバジャバ塗装するとデカールが溶けたりします。このため、デカールを貼った部分だけ軽くラッカークリアをエアブラシで塗装して保護してあげます
いわゆるパラ吹きです
エアブラシで塗装と書きましたが、遠くからパラ吹きすれば缶スプレーでも出来ます
(ここでUVクリアを使うのがベストでした)
今回の行程3 マスキング
マジョーラ・アンドロメダの塗装塗り分け準備です
まず、細いマスキングテープを仮で貼りながら塗り分けラインを検討
お上品さを狙って、あまり広い範囲で塗り分けないようデザインします
マジョーラの塗材が15mlしか手持ちにないので、足りそうな範囲に留めた結果なんですけどねw
広い面積のマスキング部は貼るのと剥がすのが大変になるので、マスカー(ビニール養生材)を巻いています
トップチューブまわり
試ロゴ近くの三本線マスキングは、塗装後の様子を想像しきれずバランス失敗しています
(中央のマスキング太さを左右と一緒にすればよかった)
今回の行程4 マジョーラ塗装
室内及びエアブラシ塗装条件での様子
黒いカラーボックス(リンゴシールが貼ってあるボックス)が模型用に使用している塗装ブースで、この中にシロッコファンを組み込んでおり塗材を吸い出す仕組みです
私が作る模型は大体このカラーボックス内に収まるため室内を養生することはないのですが、塗装対象のフレームはまずボックス内に入らないため、このボックス手前で塗装を行うとなるとどうしても塗材が飛散してしまうので写真のような養生を行っています
このような状況でマジョーラ・アンドロメダを模型用エアブラシにて塗装していきます
(余談ですが、この状況で缶スプレーをドバ吹きすると塗材が部屋中に飛散しヒサンな目にあいますので、前回記事のベース色塗装は広い場所で行ったわけです。缶スプレーも吹き方と塗装対象によってはこの装備で問題ありません)
なお、何故ベース色は缶スプレー、マジョーラはエアブラシで塗装したか説明致しますと
・所有しているコンプレッサーは模型用の圧力が小さいもので、大面積を塗装するのには適していない(出来なくはないのですが、時間がかかるのと均一肌になりにくい)
・マジョーラ・アンドロメダは塗料のみで缶スプレーでの販売がないことと、少しづつ塗料を積層して粒子が沈んだり流れないようにしたり微調整が必要、この点缶スプレーは繊細な塗装が難しく、どうしてもドバ吹きになりやすいためエアブラシでの塗装が適している
ざっくりこんなところです、たぶん
塗装中関連写真はありません、申し訳ありませぬ
マスキングを剥がし、先行してクリアまで塗装していたシートポストを設置してマジョーラカラーの配色バランスの反省会+眺める会を粛々と行っている時の写真です
このマジョーラ・アンドロメダはSHOW UPというシリーズ名で、金、紫、青、緑と見る角度で変色する偏光カラーで、いわゆるカメレオンカラーです
上で15mlしかないと書きましたがなんと¥3,000/15mlもする普段Mr.カラーばかり使っている身としたら目ん玉飛び出る高級塗料なのです...が
オイルスリックみたいに虹色にならず、ギラギラ感が落ち着いていてとっても良い雰囲気なのです
これは粒子の細かさと均一さが演出しているものなのでしょうね、それだけの価値があることは理解しましたがもう少し安ければ塗装面積をふやしたかったな~
↑1液ですが、ウレタンクリアとベースブラックセットで¥3,000のお得商品を見つけました!次はこれ買おう!(※ベースブラックは直接プラに塗装するとプラを侵しますので注意しましょう) |
トップチューブの様子(クリア塗装前です)
フォークは片側だけマジョーラデザインです
もう一ヶ所くらいマジョーラカラーを配置したほうが良かったかな
試ロゴのうっすら感がかっこよす!
この試ロゴ、デカール台紙の上にある時点ではブラックなんですよ
ベース色もブラック系なので、当然もっと目立たなくなるはずなのですが、うっすらグレーアクセントになりグッド効果となりました
こういうの本当面白いですね
自然界には真の黒(無彩色)は存在しないと言われており、すべての黒は黒という概念を模して様々な方法で作られたものであるからに同じ黒は存在しない、と誰かが言っていたかどうだかはさておき、一般的な黒の定義は「絵具の三原色の3色を混ぜる(減法混合)と黒になる」だそうです
ハンドルとシートポストの塗り分けの様子
塗り分けの輪郭部が白く見えますが、これは後のクリアを塗装することで解消できます
ペーパー(ヤスリがけ)をあてることでこの白い輪郭を取ることもありますが、マジョーラは粒子を含むクリア積層により偏光性能を出しているため、下手にペーパーを当てると跡が残る可能性があります
クリア塗装後、跡が残るかどうかの確認は水滴を垂らして見ると確認出来ます
ここまでは大きな失敗はなく順調です♪
ここまでは・・・
つづく!
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