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roadbike build!モデラーがロードバイクをバラ完する ~組み立て編~

 roadbike build!モデラーがロードバイクをバラ完する ~組み立て編その1~

形にするのは誰にでもできる、そこそこ使えるものはそこそこ浅知恵でもできる
でも、安全を担保した上で性能を発揮できるものを作る
からの~チューンナップと維持
これは知識だけでなく経験の積み重ねで信頼という技術が構築されなければ成せないものでありますね
やってみなければ何事も経験になりませんし技術は身につきません
バラす直せない、からの~怒られる
こんな少年時代の記憶、誰にでもあったりなかったり!?
・・・
スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきたのですよ
(よし、息子には壊してもいいものを与えよう)
なので、門外漢もはなはだしいただの一庶民のわたくしの多様性を高めるべく、何としても自力で仕上げる、絶対途中でショップに持ち込まないと決め込みバラ完に挑戦した次第です
(プロの方に失礼になってしまったら申し訳有りません)
作業中に疑問点や違和感、おかしいなと思ったら立ち止まり、とにかく調べる、見る、の繰り返しでした
バラ完の手順等は多くの動画、ブログに大変お世話になりました
前置きが長くなりましたが、ここではバラ完の手順等は省き、私なりの備忘録を取りまとめていきたいと思います

バラ完における教科書

①youtube

 road bike build と検索 見まくりました

 合わせて野澤伸吾様 マジ神

②SHIMANO 

 ディーラーマニュアル各グレードの仕様書 (←リンク埋め込んであります)

 これなかったら組めませんでした、マジ仏

③書籍

 私の場合、用意しませんでした。②を補完するにはあったほうがもちろんわかりやすいと思いますが、良い本と出会えませんでした
 通勤中の愛読書はディーラーマニュアル♪
で、だいたいよくわからないのでググる
ネットの海は広大です


◆バラ完ポイントその1

内装フレームへのアウターとブレーキホース通しにルーティングツールキットは必要なかった(但し、ピンセットは必需)

個人的に意外だったのがこれです
磁石付きワイヤー使ってダウンチューブ内を誘導している動画をよく見ましたが
個人的にはむしろルーティングツール使ったほうがやりにくかった、というか時間がかかりすぎない?という感想です
これはエアロハンドルも然りですが、エアロハンドルのルーティングはとにかくきつくて大変でした
最新のエアロハンドルは分割されている理由がよくわかりました
このときほどDi2が羨ましかったことはありません
アウターやブレーキホースはクセ(反り)がついていますが、これを利用してアウターやブレーキホースを回転させてあげれば出口に誘導できます
先っぽの細いピンセットは出口から出す為にアウターやブレーキホースの先端を誘導するのに必要でした
もちろん、すべてのフレームに当てはまるわけではないと思います
カミキリムシ状態
せまいきついDi2ほしい
4本通すとか奇跡
大変ポイント
どれがフロント側なのかリア側なのか
印を付けていても混乱します
エアロハンドルのバリ取りが甘かったせいで特にアウターは傷だらけ
ダウンチューブ内状況
アウターやブレーキホースはクロスさせない、よし!
(プロテクションホース通し済み)
BBからの展望
奥二本がシフト用アウターケーブル
(一番奥がたぶんRD用)
手前はブレーキホースを入れたプロテクションホース
(BB手前からピンセットをひっかけてるやつ)

◆バラ完ポイントその2
フレーム側内装のアウターとブレーキホースは少したるませるを意識したほうが良さげ

アウターはジャグワイヤー、ブレーキホースはシマノを使っていますが、ジャグワイヤーがとにかく固い、固いということは力を逃がしにくいかつ反発力が強いということです
このため、ルーティング後にコラムにステムを差し込むのには一苦労しました

ワイヤー類をハンドルを切っていない状態で張ってしまうとハンドルを切ったときにケーブル類の長さが足りなくなり旋回障害になります
ワイヤーが固いとこれが顕著になるため、どこかで遊びを作る必要があると考えました
ヘッドチューブ内で遊びをもたせるのが一番理想的と考えましたが、フレーム内に受けが無いと無理ですし、どのみちヘッドキャップでルートは絞られるので、ステム下でワイヤーに遊びをつけることにしました
試行錯誤したわけですが、実際はハンドル切ってもステム下の遊び部分はほぼ動かないのでヘッドチューブからダウンチューブにかけての空間でハンドル切ったときにワイヤーが動いているのかもしれません(ヘッドキャップ部分で首しめられてるので、物理的には納得できる)
ということは、内装のアウターとブレーキホースはピンと張らず少したるませたほうがいいですね
かつ、ハンドルを切ると動くということは、アウターとブレーキホースの指示点にも負荷がかかり後々折れにつながるかなと想像できますが、遊びがあればこの対策にもなりそうですかね?

◆バラ完ポイントその3

ケーブルアウターヒッティングプロテクションはハンドリングの弊害になるので要注意

バラ完で一番情報が少なかったのがこれです
上ですでに写真で登場済みですが
ケーブルアウターヒッティングプロテクション(以下プロテクション)とは、アウターやブレーキホースがフレーム内側に当たってカタカタ音鳴りしないためのもので、ルーティング後、内装部分には基本これを被せました
プロテクションにアウターやブレーキホースを突っ込んでいく際、固くて送っていけなくなるのですが、中性洗剤を塗るとすんなり入ってくれます
(このプロテクションは発泡ウレタンみたいな質感の為、グリスは使わないほうがいいと判断しましたが、中性洗剤が適しているかどうかはわかりません)
そしてやっとこさエアロハンドルを合体出来たと思ったら、なんかハンドルの旋回が固く、右か左か忘れましたが、自動でハンドルがそっぽ向いてしまうのです
もしやルーティング失敗か、すわ苦労したハンドル内装引っこ抜くのか!?と絶望
再度ステムとフォークを外して考察、どうもコラム通すとプロテクションでヘッドチューブ内がきつきつだよなと思い、アウター2本のプロテクションをダウンチューブにかかりそうな適当な位置でカット
これで改善しました
わかってしまえば単純なのですが
プロテクションがハンドリングの際にヘッドチューブとコラムに当たって抵抗になっていたのが原因です
ビフォー
プロテクションは実際はベアリングより下、ヘッドチューブ内に収まります

アフター
引っ張り出してカッターとハサミで切断しました


◆パラ完ポイントその4

ゴム系の経年劣化、性質変化には気を使う

BBは左右からねじ込むだけでいいものを選定しましたが
BBシェルとの摩擦点が、なんと、ゴム!!(Oリング)
ゴムは変形しますし塩化したら終了だし何か保護する方法はないかと考え
防水用のテープを巻いて保護してみることにしました

ここって回転する力はほぼクランクに行くとしてもすべてがクランクに行くわけでではないし結構力が加わる部分ですよね
そもそもゴムや防水テープで持つ部分なのかとても疑問でしたが、初期にトルク不足による緩みは一度あったものの500km程走行してみた現在、不具合はありません
不安な部分ですね

つづく!

コメント

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